黒海のアフトポルで夏休み(2)

ブルガリアへ来た当初は、ブルガリア人が子供のみならず大の大人までも夏に海に行くのを心待ちにしている様子に何とも不思議な思いを抱いたものだ。が、住んでいるうちにその気持ちがよく分かるようになった気がする。
10月になればもう寒く、時には11月には初雪が降り、真冬は曇天続きの極寒。最低気温がマイナス20度やら、1日の最高気温が氷点下5度などという長い長い冬が続くブルガリアでは、夏の太陽が恋しくなるというものである。浴びられる時に浴びられるだけお日様の光を浴びておきたい、と思う気持ちはもはや私の中にも存在する。
(ちなみにブルガリアでは、冬の日照時間が少ないせいもあり、新生児には1歳になるまでビタミンDを与えるのであります)

海に休暇に行く人達は、私の知る限りでは大体平均1週間~10日、多い人では2週間ぐらい行く人もいる。隣国のギリシャへ行く人もかなり多い。が、国境を超える車の渋滞がすごいので、結構大変である。そしてブルガリアの黒海にも、毎年ヨーロッパの色んな国から多くの人がやって来る。(今年はさすがにコロナの影響で外国人はあまり見られないが)
ブルガリアのビーチリゾートで有名なサニービーチやゴールデンサンドなどには特にヨーロッパからの客人が多いようである。(ブルガリアはお酒類が他の国に比べて安く、バーやディスコでパーティが繰り広げられるのを楽しみにして来る人達も多い模様)

一方アフトポルは、さほど有名でもなくパーティとはあまり関係のない、未だにワイルドな自然が残っているビーチタウンと言える。キャンピングカーで来る人や、バンガローで宿泊する人も多い。アフトポルにはホテルは少なく、多くの人はいわゆる民泊である。私たちも、毎年同じアパートメントに滞在している。今年もまたいつものアパートメントにやって来た!オーナーのおいちゃんとは親しく、おいちゃんはいつも「コンニチハ」とお辞儀をして迎えてくれる。(ここでふと、果たして私は彼のことを”おいちゃん”と呼べるのだろうか?と自問する。もしや”あんちゃん”と呼ぶべきでは。。。外見でおいちゃんと判断しそうになるが、実際はあんちゃんという方が相応しいという事実に一人驚愕)

アフトポルでの日中の過ごし方と言えば、もちろんビーチへ行くのだが、ビーチへ行っても昼の1時頃には帰ってくる。今年はコロナでどんな状況かなと思っていたが、ビーチは通常よりも若干やはり人は少なめかもしれない。
アフトポルは遠浅で、水は澄んでいて魚が泳いでいるのも見える。昨日は底にカレイだかヒラメだかの子供も泳いでいた!

ビーチもいいが、実は私がそれよりももっと好きなのは、午後の散歩とベランダでぼーっとする時間である。
アフトポルには白い灯台があり、この灯台の付近や小さな町の中や海岸沿いをブラブラとのんびり散歩する。毎年毎年同じ場所を何回も何回も散歩しているが、飽きることがない。のどかなノスタルジックな雰囲気が私たちは大好きである。

ありがたいことに、ここのアパートメントには海を目前に出来る大きなバルコニーがある。ここでぼーっとする事の楽しいこと、楽しいこと。昼寝するも良し、本を読むも良し、妄想するも良し。ソフィアでは味わうことの出来ない美味しい空気をいっぱい吸って、海の音を聞いてのんびりする。私にとって最高に贅沢な時間である。

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