ヴェリコ タルノヴォ

第二次ブルガリア帝国の都として栄えたヴェリコ・タルノヴォは、ブルガリアのほぼ中央に位置します。町にはヤントラ川が流れ、その立地条件から当地はいつの時代にも重要な役割を果たしてきたとされています。

小高い丘の斜面に赤い屋根の建物が広がる景色は、タルノヴォの最も特徴的な風景の一つです。

それでは、ブルガリアの古都ヴェリコ・タルノヴォへご案内いたします!

ツァレヴェッツの丘

ヴェリコ・タルノヴォの見どころと言えば、何といってもツァレヴェッツ。第二次ブルガリア帝国 (1185 – 1396)の要塞跡です。要塞は小高い丘の上にあり、その昔には宮殿や教会、居住区がありました。今残っている遺跡は第二次ブルガリア帝国のものですが、そのはるか昔紀元前4200年には、この地で人が生活していた痕跡が残っているそうです。

要塞の中では、470の建物や23の寺院、また4つの修道院の遺跡を見ることができます。発掘時には、建物の遺跡のほかにも、衣服や黄金の装飾品などが発見されたそうです。

入場料:10レヴァ
4月~10月: 8:00 – 19:00
11月~3月: 9:00 – 16:00

ヴェリコ・タルノヴォへはバスが便利


ヴェリコ・タルノヴォへは電車でも行けますが、最寄りの駅からは距離があり、そこからタルノヴォまではタクシーかバスを使わなければならないので、バスの方が断然便利です。ソフィアからは毎日バスが発着しており、バス会社も複数あります。

所要時間はバスで約3時間15分。ヴァルナ行きか、ドブリッチ行き、シャブラ行きのバスが停車可能となります(ヴェリコ・タルノヴォ止まりのバスというのはあまりありません)。いずれのバスにおいても、ヴェリコ・タルノヴォはソフィアを出発後、最初の停車駅です。

【チケット購入】
バスはソフィア中央バスターミナル発着です。チケットは最近はオンラインでも購入できますし、もちろんバスターミナルでも購入できます。
中央バスターミナルへは、地下鉄(Line2)が便利です。

料金は片道19~20レヴァ。往復券を購入すると大体5レヴァほど割安になります。
運航バス会社は、①GRUP YUNION – IVKONI GLOBAL BIOMET  があります。
バスターミナルでチケットを買う場合、これらのバス会社のブースにて購入できます。

ソフィア中央バスターミナルのホームページはこちら

【バス時刻表】

バス行き先出発時刻運航バス会社バス乗り場料金
ソフィアードブリッチ0:30GRUP7番片道19レヴァ
ソフィアードブリッチ6:30YUNION – IVKONI 8番片道19レヴァ
ソフィアーヴァルナ8:30GLOBAL BIOMET7番片道20レヴァ
往復35レヴァ
ソフィアーシャブラ10:30YUNION – IVKONI8番片道19レヴァ
ソフィアーヴァルナ11:00GLOBAL BIOMET 7番片道20レヴァ
往復35レヴァ
ソフィアードブリッチ12:30GRUP7番片道19レヴァ
ソフィアーヴァルナ13:00GLOBAL BIOMET 7番片道20レヴァ
往復35レヴァ
ソフィアーシリストラ13:30GRUP 10番片道18.7レヴァ
ソフィアードブリッチ15:30GRUP 7番片道19レヴァ
ソフィアーヴァルナ16:00GLOBAL BIOMET7番片道20レヴァ
往復35レヴァ
ソフィアーヴァルナ17:30GLOBAL BIOMET7番片道20レヴァ
往復35レヴァ
ソフィアーヴァルナ19:30GRUP 7番片道19レヴァ
ソフィアーヴァルナ22:30GLOBAL BIOMET6番片道20レヴァ
往復35レヴァ
全便毎日運航

【バス乗車の注意事項】

★ブルガリアの長距離バスは、意外とパンクチュアルに運航しています。出発時刻15分ぐらい前にはバス乗り場に行くようにした方が良いです。チケットを運転手さんに見せ、席を探して座ります。(大きな荷物がある場合は運転手さんに言って、荷物置き場に入れてもらいましょう)

★バスにはトイレがありません。長距離バスでは、定期的にトイレ休憩があります。
しかしこの路線は、ヴェリコ・タルノヴォがトイレ休憩の場所となっているため、基本的にここまではトイレ休憩がありませんので、ご注意ください。(どうしても必要な場合は、運転手さんにお願いすると、どこかのガソリンスタンドで停車してくれると思います)


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