ディミトロフグラッドでお祝い

大変親しい友人ファミリーに、大変大変おめでたいことがあった!
イツォが18歳になったのダ!

これはイツォにとっても、彼のパパ、ヴェンツィにとっても、それは本当に心待ちに待った、18歳の誕生日だった。私達家族も、心待ちに待った、イツォの18歳の誕生日だった。
彼らの過ごしてきたこの10年は、それはそれは言葉では言い表すことなど出来ない程重い苦渋の3650日であったに違いない。私達は、その事の発端を知っている。10年前、ヴェンツィとダンナと私の3人は、ヴェンツィファミリーに突然起こった状況を信じられず、急遽会うことになった喫茶店で、大人3人で周囲の目を気にすることもできず、泣いた。

ヴェンツィが、以来多くの物を失わざるを得なくなっても、ただ一つ手に入れたかったもの。そしてただ一つの光、それがイツォだった。
ブルガリアの法律は、基本的に母親に有利に作られている。それがたとえどんな状況であっても、母親は恐らく90%以上の確率で、親権を手に入れるに有利に働く。彼らの場合も、もれなく、それがたとえどんな状況であっても、90%以上の確率で、ヴェンツィは親権を手には入れられなかった。

とにかく、イツォは18歳になった。彼はもう大人として認められ、母親がどんな手を使って横やりを入れてこようとも、どんな手を使っても、もはや法に訴えることは出来ない。
この日を私達は待ちに待ったのだ。

そんな状況だったもので、イツォ達はどこか外国へ行きたくても、母親の承認が得られないために、どこへ行くことも出来なかった。でももうそんな事とはオサラバなのだ。どこへだって行けるのダ!
というわけで、先日の金曜日、セルビアのディミトロフグラッドへ行って、美味しい料理を食べて来ようじゃないかい!ということになり、仕事が終わってから隣国セルビアへ行くこととなった。

ディミトロフグラッドは、国境を越えてすぐの所に位置する町で、第二次世界大戦まではブルガリアの領土だったそうな。セルビアはやっぱり料理が美味しいもんで、ブルガリアからも、気軽に日帰りで食事をしに行く人達がいることは聞いていた。

プランはざっとこうである。
18:30 集合 20:00頃レストラン着 22:30頃レストラン発 24:00頃ソフィア到着
やはり平日の夜となると国境にはトラック以外の普通車はあまりなく、パスポートコントロールもほぼノンストップでラッキー!ヴェンツィ達は、セルビアに行く目的は?と一応聞かれたそうで「プレスカヴィツァ食べに」というと「そりゃええ、そりゃええ」と、いかにもバルカンな会話で終わったそうである。私はバルカン半島的ノリが大好きだ。

さて申告した通り我々はプレスカヴィツァの有名なレストランに到着し、到着した時にはもう既に21時近くだったのだけど、店内はまだまだ満員。駐車場に止まっている車の半分はソフィアナンバーで、なるほど、やはり噂はホントだったんだ。

セルビアの代表的なプレスカヴィツァ(牛肉で作られた大きいハンバーグみたいな料理)に、ショプスカサラダ、そしてこれまたセルビアの代表的な花梨のラキア(ラキアは運転手さんはごめんなさいね、アルコール度40度だしね。)ああ、どれもこれも、なんて美味しいんだろう。しかもブルガリアよりも若干安い。まあ本当にセルビアの料理のなんと美味しいこと、美味しいこと。特に牛肉は、残念ながらブルガリアの牛肉とは比べ物にならない。

約2時間食べて飲んでしゃべって、セルビア時間の23時頃ブルガリアに向かって出発した。料理が美味しかったのも嬉しかったけれど、何よりも笑顔全開喜びに満ち溢れたイツォとヴェンツィに会えて、本当に良かった!これからいっぱい色んな所に行って、いっぱい色んな体験をしてほしいな!18歳、心から、おめでとう☆彡

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