ジェンスキ パザールというのは、英語で言うと Women’s Bazaar(女の人達の市場)という意味で、ソフィアの観光スポットの一つともなっている市場である。ジェンスキ パザールへ行かずとも、うちの近所には大きな市場があるのだが、昨今この市場の値上げが激しく、足が遠ざかっていたところ、息子の友達サシャちゃんファミリーが週に一度野菜の買い出しに行くんだ、品数が多いし品質も良い、何より価格がうんと安いのダ!というので去年の秋に一緒に買い出しに付いていき、ジェンスキ パザールの魅力にとりつかれて以来我らも2週間に一度の頻度で買い出しに行くのが習慣となった。
ジェンスキパザールまでは車で行かなくてはならず、もっと近ければもっと頻繁に行けるんだろうけれど、なかなかそういう訳にはいかない。私達が2週間に一度ジェンスキパザールへ行く最大の理由はしかし、野菜果物(これももちろんだけど)ではなく、乳製品にある。
ダンナは日本にいる時以外、チーズがなければ禁断症状が出るのではないかと思われるほどチーズが必要な人で、特にシレネーと呼ばれる白いチーズが必ず冷蔵庫に入っていなくてはならない。和食でも、食卓には必ずこのシレネーが出されていなくてはならない人間である。(日本滞在時を除く)
このシレネーに限らず、カシカヴァルと呼ばれるブルガリア特有の黄色いチーズも我が家では結構な消費量となっている。
ある日野菜と果物を買い出しにジェンスキパザールへ行った時、ふと乳製品を売っているスタンドを見ると、ものすごい長蛇の列が出来ている。また次の機会に見てみると、またまた長蛇の列である。これは何かある、きっと美味しいに違いない、と我らも試しに買ってみることに。

初回は試しにシレネーとカシカヴァルを買ってみたら、なんとその美味なこと!!
以来、牛乳と普通のヨーグルト(すぐになくなるもんで)以外の乳製品は全てここで購入している。(バッファローのヨーグルトはココで購入)
今ではシレネー、カシカヴァルの他に、バター・卵・リューテニッツァ(焼きピーマンやトマト、茄子などで作られたペーストの様なもの)・フルーツのシロップ漬けなどを定期的に購入するようになった。丸ごとチキン(生)があればそれも良し、自家製ソーセージ(生)があればこれも美味しい。最近ここで買ったスムリャンスキ豆(ロドピ山地域でしか取れない豆で、普通の豆より大きめ)は、超美味しかった。スムリャンスキ豆はとても不思議な豆で、煮ると豆自体が何とも言えない絶妙な甘さを醸し出す。しかし、一定の時間に達しないと、この甘味が出てこない。何と美味しい豆なんだろー!
何はともあれ、このお店があって本当に良かった。ワタシ達アナタ達にスクワレテいます☆彡

私は羊やヤギの乳製品は今まで絶対に食べることが出来なかった。それはしかし、恐らく本物の良質のものを食べたことがなかっただけだったんだろう。何故ならここで買う、それら全てはものすごく美味しくて、いやな匂いなど全くしない。ダンナ曰く、自家製の物だけでなく市販の物でも、昔はみんなこんな味だったと。
ということで、羊とヤギのチーズに開眼し、牛のチーズよりも美味しいと思う自分自身が信じられない今日この頃である。


この乳製品を売っているファミリーは、ユンドラというロドピ山地域から週末だけソフィアに販売に来ている人たちで、なので土曜日から月曜日以外はここにはいない。
今では私たちは常連となり、いつも何かしら小さいオマケグッズをくれて、全く恐縮なことと言ったらない。今回もホットペッパーの瓶詰をくれて、これまたとても美味しかった!
寒くなると野菜や果物のスタンドは夏程カラフルではないものの、それでもやはり多くの人が買いに来ている。今の時期は通常の野菜の他、長ネギやカボチャ、カリフラワー、セロリ、ザクロ、柿などで賑わう。夏には真っ赤なトマトや青野菜、チェリーやスイカにメロン、それはそれは見るだけでも楽しくなるような鮮やかさなのダ!



クリスマス前に、もう一度乳製品の買い出しが必要かな(*^^*)