Честит първи учебен ден – 新学年の始まり!

ブルガリアでは毎年9月15日に新たな新学年がスタートし、めでたく息子も6年生となった。この日もまた生徒たちは先生に花束を持参し、ここかしこで「Честит първи учебен ден!(チェスティト パルヴィ ウチェベン デン)」学年の始まりおめでとう♪と声がかけられる。6月から始まった長い夏休みにようやく終止符が打たれ、世の学生達というか、9月15日はどちらかと言うとむしろ、世のとーちゃんかーちゃん達は多忙な1日を送ることとなる。

この日を迎えるまでにも、主治医の小児科の先生のところへ行き、身長や体重を測ってもらい、健康診断カードのようなものを入手しておかなくてはならない。そして文房具屋で学生証のカードを購入し、必要事項を書き込み、顔写真を貼る。この学生証と健康診断カードを持って9月15日には担任の先生にこれを提出するのだ。
そしてお次は大事なお花。この日はまたまた担任の先生に花束を子供たちは持参する。始業式、終業式にはお花屋さんは大忙しなのだ。大儲けなのだ。
というわけで、この時期は毎年世のとーちゃんかーちゃん達は準備にアタフタ・ソワソワしなければならない。

それでも5年生からは随分と楽になった。思えば4年生までの4年間、私にとって9月15日は結構覚悟のいる1日だったんだい。
まず校庭での式典。これはとーちゃんかーちゃん達も参加するだけで良いのだが、外国人のかーちゃんにとってはクラスのお子達のママやらパパとの交流が待っている。そのあと子供たちが新しい教室へ入って教科書などを配布され、学校から出てくるまでの約1時間ちょっとの間、我々は近所のカフェに場所を移し必要書類などに署名をしたり、なんやかんやとすることがあるのである。この点外国人のかーちゃんは書類関係はすっかり全てをダンナに任せ、結構お気楽にしていられたものの、やはりママ友、パパ友との交流(しかも多数)には結構な覚悟がいるのであった。

さてようやくお子達がリュックにいっぱいの教科書を入れて学校から出てくると、今度はアレが待っている。毎年恒例のアレ。。。そう、教科書全部にビニールのカバーをかけてもらいに再び文房具屋さんへ行き、長蛇の列に並ぶのである。

ブルガリアの小学校では、教科書はリサイクルされるため、1年間使用した後、また学校に返却しなくてはならない。今でいうところのつまり、SDGsなのだ!このため、子供たちは皆教科書を丁寧に大切に扱わなければならず、ビニールのカバーをして、その上に名前のラベルを貼り付けるのだ。

それは素晴らしいことで大いに良いのではあるけれど、毎年このビニールカバー耐久レースは、なかなかの忍耐力と覚悟が要される。
かーちゃんやとーちゃん達は教科書を持って行きつけの文房具屋さんへ行き、まずは長蛇の列に並ぶ。文房具屋さんは文房具屋さんで、この日は特別要員を配置し、1年で最も多忙を極めるこの日に備え、押し寄せてくる保護者達を腕まくりをして待っている。そして、9月15日ビニールカバー耐久レースの戦いが開始されるのである。

息子が1年生の時「どうしていちいち、長蛇の列に並んでビニールカバーを文房具屋さんにしてもらわなければならないのか、買って帰って自分でカバーをしたら良いではないか」という浅はかな私の思いはすぐに吹き飛んだ。教科書は微妙にサイズがまちまちであり、中には本当に数ミリぐらいの違いしかないものもあり、ビニールカバーの大きさは見事に異なるのである。
このサイズの微妙な違いを瞬時に見て取り、しかも長蛇の列の待機客の無言のプレッシャーに打ち勝ち、目の前に積み重ねられた教科書達にテキパキとカバーをしていく。これにはかなりのスキルが必要なのだ。

今回は数冊、追加の副教材を買う必要があり、いつも通っている文房具屋さんには在庫がなかったため、違う場所でその教材を購入しに行った。購入したついでにこの数冊分は、ここでその足でビニールカバーをしてもらうことにし、列に並ぶことにした。が、私の前にはそれほど人は並んでいなかったにもかかわらず、なかなか順番が回って来ない。カバーをしているおばちゃんの手元に視線を注いでいると、残念ながらいつも行く文房具屋のおばちゃんとには比べものにならないぐらいのアマチュア加減であることが判明した。数ミリの微妙なサイズを、ここのおばちゃんは瞬時に判断できていないではないかいな!しかも、サイズを違って見積もられたために、教科書の表紙がカバーの中で狭苦しそうにしている。これはいけない。やはりいつものおばちゃんの所へ行くべきだったと思い、列を離れようとして後ろを見てすぐさま列に戻った。私の後ろには、万里の長城が形成されていた。

結局数冊の副教材はこのアマチュアのおばちゃんの手にゆだねることにして、メインの教科書達はいつもの文房具屋さんへ改めて行くことにした。時差作戦が良かったのか、私が行った頃にはさほど人は並んでおらず、しかもプロフェッショナルな手さばきのため、あっという間に全教科書にカバーが美しく施されたのだった。

こうして無事に9月15日の戦いが終わり、いよいよ16日からは授業が始まるかと思いきや、新しく就任したソフィアの市長が作った「ソフィアの日」だか何だかで、ソフィアの学校では一斉に授業はなく、1時間だけのホームルームで終わるのだとか。
「何がソフィアの日じゃ!1時間で終わるとか、仕事しているとーちゃんかーちゃん達の迷惑も考えろ!次の選挙じゃ覚悟しろよ!」という世の親達の心の声が聞こえてきたのでありました。



コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください