パルネニチュシキとサルミチキ

いわゆるピーマンの肉詰めブルバージョンのパルネニチュシキは、ブルガリアの家庭料理の代表選手。家庭によってレシピは異なり、オーブンで焼くレシピもあれば我が家のように鍋でコトコト派もある。

サルミチキというのは、パルネニチュシキと同じ詰め物をブドウの葉っぱで巻いて作る料理で、クリスマスには欠かせないブルガリア料理である。質が良くて柔らかいブドウの葉っぱであることが非常に大事で、新しく出てきた若い葉っぱを使わなければならない。市場なんかの片隅で、どこかのおばあちゃんが自分の家で採れた野菜を売っているところで買ったりするブドウの葉が一番良かったりするらしい(義母情報)が、私は瓶詰の物しか試したことがない。

サルミチキに使うブドウの葉っぱ(瓶詰市販) 

一昨日からダンナが風邪でダウンしているため、今日はお昼からえんやこらさと彼の好物のパルネニチュシキとサルミチキを作った!日本ならば、風邪なんかでダウンしている時は、おかゆさんやらうどんやら、雑炊やらそういったアッサリしたものを食べるのだろうけれど、ブルガリアではそういう時だからこそ体力をつけなくてはと、結構ヘビーなものを食べる雰囲気があるような。

パルネニチュシキの主役ブルガリアのピーマンは、日本の物に比べてとっても大きい。特に赤いピーマンは初めて見た時はその大きさと、人々が市場で買うその量にたまげたものだった。ピーマンのキロ買いなのだ。
秋になると、どこからともなくとてつもなく懐かしい匂いが漂ってくるのだが、これは人々がピーマンを焼いて冬の保存食作りをするためである。チュシコペックと呼ばれるピーマン焼きマシーンを使う人もいれば、オーブンで焼く人もいる。何はともあれ、昭和の時代のどこかの街角の夕飯時の匂いがするので、とてつもなく懐かしいキュンとした感じなのダ!(ピーマンの匂いにキュンとするのも悲しいけれどなあ。。。)

さて我が家のパルネニチュシキの作り方というと、中を取り除いたピーマンの中に、【豚ひき肉・玉ねぎのみじん切り・人参のみじん切り・トマトピューレ少々・パセリ・お米・卵・ペパーミント・パプリカパウダー・塩・水少々】を混ぜたものを詰め込み、お鍋に並べて落し蓋をし40分~50分ほどコトコト。
最後にソースを作る。落し蓋を取って、その煮汁にブイヨンか塩で味を付け、ブルガリア料理でよく使うザストロイカ(ヨーグルトと卵と小麦粉を混ぜたもの)を流し込み、弱火でグツグツ。トマトをすりおろして投入。ピーマン達を傷つけないようにお鍋をゆっさゆっさと回し、とろみが付いたら出来上がり。

サルミチキは、上記で使用したひき肉の詰め物を使用するので、こちらは楽ちん。それをブドウの葉っぱで巻き巻きし、お鍋にちまちまと並べて水をひたひた程度に入れて、落し蓋をしてこれまたグツグツいくのである。ご家庭によっては、サルミチキはオーブンで焼く所もおおいかもしれないけれど、パルネニチュシキのソースをかけて食するのが我が家流なのダ。

さてサルミチキを巻き終えて、このブドウの葉っぱに私は一つのすんばらしいアイデアがひらめいたのだった。
この瓶詰のブドウの葉っぱ、かじってみるとどうも桜餅の桜の葉っぱの味に似ているのだ。ふと私は冷蔵庫に餡子さんがあることを思い出し、冷凍しているご飯を解凍しておはぎ感を出し餡子さんを中に包み、余ったブドウの葉っぱで巻いてみて、そして高鳴る鼓動を抑えつつ一口がぶっと、がぶっとしてみたのだった。すすすすすると!!!ああ、なんと!桜餅の味がするではないかいな!! か・ん・ど・う☆彡
これで桜餅が食べたくなったら、この手でいくんだもんね。
思いもよらぬ今日の副産物だったのだった。イェイ!
ただ今日はあまりの感動に、その場でこのなんちゃって桜餅を立ち食いしてしまい(もちろん家族のメンバーにも配布)秒でなくなってしまったため、お茶と一緒に吟味することが出来なかったけれど!写真も忘れてたけれど!

とにかくダンナもハッピー、私もハッピー、ウィンウィンな今日の食卓でした。

パルネニチュシキとサルミチキ」に2件のコメントがあります

  1. 遠い国ですが、似たような料理があるんですね!!
    ちょうど、昨日、ピーマンの肉詰めを食べたとこでした(笑)
    それにしても、中をくりぬいて詰めるとは、斬新です!!
    桜餅、新発見でよかったですね(^^)/

    いいね: 1人

    1. このピーマンの中をくりぬくのが、結構楽しいんですぅ。
      桜餅、そうなんです、ありがとうございます!これで桜餅が近くなりました。嬉しいですーー!(^^)!

      いいね: 1人

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください