8月10日に予定されていた、野良友の小虎の去勢手術が、急遽予定変更でちゃんこの避妊手術となった。というのも、小虎の捕獲が失敗してしまったのだった。小虎とは超仲良しで、私は小虎は大丈夫とのある種確信があったのだが甘かった!!小虎はキャリーに入るのを頑として拒否し、まだ小さいと思っていた小虎は実はもうかなり大きくなっていて、思っていた以上に力が強かったのだった。怯えたように私を見て、しまった、もはやこれまでかと、私たちの友情もここでひびが入ったかと思いきや、その直後も近くに寄ってきてはゴロゴロ転がっていた。が、いずれにしてもキャリーに入ってもらえる様子はなく、万事休すと途方に暮れていたその時。手術第二候補のちゃんこがてくてくやって来たのだった。
ちゃんこは4月に出産をしていて、子育ては終わっているはずである。第三候補であり、ちゃんこの姉ちゃんか妹の琥珀ちゃんは時すでに遅し、お腹がかなり大きくなっていたため、出産を待つことにした。
さて、てくてくやって来たちゃんこは、キャリーの中にご飯を入れてみると頭からてくてくとキャリーの中に入り、いとも簡単にキャリーの扉を閉めることが出来た。第一候補の小虎は失敗したものの、第二候補のちゃんこが来てくれたので、さっそく獣医さんに翌日の手術予定の猫ちゃんが代わっても良いかどうか電話をし、問題がないということだったので胸をなでおろしたのだった。
我が家は家族3人とも猫が大好きなのであるが、ダンナがかわいそうに猫アレルギーがあるため、家で猫を飼うことは出来ない。しかし予てより野良友の去勢・避妊手術のことで悩んでいたところ、ダンナは全面的にサポートしてくれるということで、アレルギーがあるものの出来る限りのことは我が家でしていこうということになった。ということで、ベランダにケージを用意して、そこで手術の前日を1泊、そして術後の2泊ぐらいお泊りしてもらう予定で実行することとなった。
去年の12月にめでたくもらわれていった野良友チビは、我が家のもう一つのベランダ(こちらは窓あり)で数日間を過ごしてからお嫁にいったのだった。
ちゃんこは、キャリーに入って家まで移動する間はパニックでニャーニャー言っていたものの、ケージに入るや否や足をふみふみ、喉をゴロゴロ、美味しいご飯を食べると早速寝始めた。か、か、か、かわゆい~💛 せっかくくつろいでもらっているのに、明日の朝には獣医さんの所へ行かなくてはならないとは大変申し訳ない気持ちでいっぱいである。

翌朝、ちゃんこと一緒に獣医さんへ。野良犬・野良猫サポートしているとのことで、メス猫の避妊手術は40レヴァ(約2500円)、オス猫の去勢手術は35レヴァ(約2200円)とかなり良心的である。
ちゃんこは道中やや鳴いていたが、比較的落ち着いていた。私たちの前にクリニックの開院を待っていたおばさんが、数年前に日本へ旅行に行ったことがあるそうで、そんな世間話をしつつ、このおばさんも近所の野良ちゃん達を連れてきているという話だった。
書類に署名が済むと、ちゃんこの担当の獣医さんと助手の人らしき人が出てきて、キャリーの中のちゃんこを見て「かわいい~、お利口さん~」ときゃぴきゃぴの反応。書類に猫の性格を書く欄があったのだが、「はい、じゃあ、お利口さんということで」と、ちゃんこの性格はお利口さんになった。そして「ちゃんこ」の名前の意味を聞かれ、「はい、相撲力士が食べる料理です」などとはさすがに言えず、「ええ、まあ、ちょっと自分で考えた名前でぇ~」と大いに言葉を濁した訳なのである。小虎ならば胸を張って「はい、little tigerです!」と自慢げに言えただろうに。そもそもちゃんこは息子が名付け親で、元々はその頃よく読んでいた「舌切り雀」に出てくる「ちゅんこ」だったのが(ここでどうして猫に雀の名前を?となるのだが)、やがてちゃんこに落ち着いてしまったのだった。
この日手術が終わって、獣医さんから手術は成功でちゃんこも元気にしていますと電話があり、ほっとして翌日の5時に迎えに行くこととなった。

帰って来たちゃんこは、ご飯をいっぱい食べてそれはそれはよく寝た。お外の生活は仲間がいて自由で、それはそれでいいのだろうけど、せめてうちに泊まってもらっている間だけでも美味しいものを存分に食べて、やわらかい寝床でゆっくり寝てもらいたい。
外に帰す前に2度ほど外の廊下で歩くリハビリをし、手術の後うちで2泊して元気に外へ帰って行った。

痛い思いをさせて悪かったね、また時々うちに泊まりにおいで、と言ってキャリーを開けると、なかなか帰っていかない。そうこうしているうちに、第三候補だった琥珀ちゃんに取って代わって第三候補に繰り上がった小春がやって来た。小春ちゃんはまだ1歳になっていない子で、この子も6月辺りに出産をしているはずだった。子猫が子猫を産んだような。。。子猫を見たことは一度もなく、小春ちゃんは赤ちゃんがいるはずなのに、前と変わらずいつもその辺をウロウロしており、子育てをちゃんとしているのかなと心配はしていた。最近はオス猫に追いかけられている様子も目にしていて、次の発情期が来ている気配がしていたため、候補者に上がっていたのだった。そしてちゃんこの次に手術の予約をもう済ませていたため、ちょうどこの日小春ちゃんを家に連れて帰らなくてはならないことになっていた。
小春ちゃんにシャーっと威嚇され、そのはずみでちゃんこは走っていき、小春ちゃんはいとも簡単にキャリーに入れられてしまったのだった。

さてこの小春ちゃん。人間で言うなら恐らく女子高生ぐらいの年恰好と思われるが、いつも食欲旺盛で、その食べっぷりから、ついつい私は「小春ちゃんはご飯を見せれば大丈夫」などという安易なイメージを抱いていたのだが、このあと家に連れて帰ってそれまで見たことのない意外な小春ちゃんの顔を見させられることになるのだった。
ちゃんこ可愛いね〜〜😭💕😍
無事に終わってよかった。。。
chebangrna さん本当に
尊敬します。
実際に行動を起こすことって。。。
なかなか出来ないです🙏🏾
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ちゃんこ可愛いんです~(≧▽≦) ダンナが猫アレルギーなかったら、本当に速攻でお家に来てもらうんですけれど。。。ダンナも、あまりの可愛さにアレルギーあるのにちょっとなでなでしていました(#^^#)
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