ブルガリアのコロナ情勢(5)

ソフィアは1週間前から反政府のデモが行われていて、このコロナの中で何をしてるんだろうという感じである。ここまでコロナの状況を抑えて、私個人的にはよくやってくれたと感謝さえしているのだが、誠に残念なことである。
政府の汚職に対するデモで、首相の辞職、内閣解散を訴えているのであるが、どうも影に敵対勢力の力が動いているように私には見える。そして、そもそも国の統一、団結を促すことを使命とされている大統領が、名指しで首相を糾弾し、解散を声高に訴える姿に私は疑問を感じている。さらに、デモに参加している人の多くは大統領を支持しているが、このコロナが急増している中で、多くの人がマスクをせずに行進している姿を、大統領はどう思っているのだろうか。責任ある立場として、デモを抑えるように訴えるのでなく、むしろ歓迎しているのだ。

ボリソフ首相は解散はないとしている。コロナが急増している現在、今解散やら何やらしている時間はないだろう、そして一致団結して前へ進まなければならないだろうこの時に、国を分断するような言動をするラデフ大統領に疑問を感じざるを得ない今日この頃である。

7月15日現在で、ブルガリアの国内感染者は累計7645名(内亡くなった人は283名)となった。

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