2月に、息子の学校の課題として、豆の観察というのがあった。何の豆でも良いので、水に浸して芽が出てくる様子を観察するというものだった。こちらでよく食されるレンズ豆と、これまたよく食されるごく普通の白い豆で観察を始めたところ、豆さんのライフパワーに私たちはびっくりした!伸びるわ伸びるわ、芽が出始めたと思ったら、みるみるうちにでっかくなってきたのである。レンズ豆はしかし、ひょろひょろと弱々しく、残念ながら白豆さんの成長の陰に姿を消してしまった。
たった3つの白豆さんから、くるくると伸びて行き場がなくなる程に大きくなる様子に、ジャックと豆の木を思い起こしながら成長を見守ってきたものの、庭がない我が家ではプランターでしか育てることができない。豆さんには手狭な思いをさせてきており、そのうち「こんな狭いところで僕たちもうイヤだもんね」と愛想をつかされると思いきや、なんと先日豆さんの子供を発見した!!こんな場合、豆さんの実というだろうか?とにかく、豆さんの豆さんが生まれたのである!!

豆さんの他に、我が家では普通に買ったレモンの種から出てきたレモンちゃん4本が3年目の初夏を迎えた。確か10つぶの種を植えてみたのだが、元気に成長したのはこの4本。何にでもネーミングをするのが好きな息子に、これまた口から出まかせの名前をつけられていたが、もうどの子がどの子か訳が分からなくなり、2年目からは特に名前はない。
豆さんのライフパワーに感動し、以来トマトちゃんやイチゴちゃんで観察している。
トマトちゃんは大きなピンクトマト(ブルガリアではこのピンクトマトと呼ばれる一見外側はピンクっぽいが、中身は真っ赤でそれはそれは美味しいトマトなのです)と、素晴らしく美味だったミニトマトちゃんを、食べかすからちっこいちっこい種を取って植え、成長を楽しみにしている。
如何せんバルコニーでの園芸であるため、場所に限りがある。ので、ネットで色々調べては、いかにバルコニー園芸を充実させるか、妄想と工夫を繰り返す日々なのである。
というか、園芸という響き、なんかおばちゃんくさいではないか!でも、おばちゃんだから仕方ない、いや~ん!
ミニトマトちゃんにまじって、リンゴちゃんも写っているが、このリンゴちゃんも美味しくいただいた後で種を植えて出てきた子である。そしてこちらがキャベツ君↓。これまた美味しくいただいた後のキャベツの芯から再生した子である!まあ、キャベツ君は葉が巻いて玉には恐らくならないだろうから、観賞用ということで。

今たくらんでいるのは、美味しいラズベリーとジャンキと呼ばれる梅の一種とサクランボ。と、サワーチェリー。ここでふと、全てが投資金ゼロということに気付くおばちゃんであった。。。
とにもかくにも、植物達のライフパワーに、脱帽!!