息子の遊び

もうすぐ8歳になる息子はゲームが大好きである。両親ともにゲームが好きなので、致し方ない。将来はゲームプログラマーになるのが夢だそうで、プログラミングを習っている。まあ子供の夢はコロコロ変わるので、どこまで続くことか分からないのではあるが!
とにかくゲームプログラマーになりたいので、そこを親としては上手く利用させて頂いて、ブルガリア語の勉強をしながら「うーうー」頭をかかえ唸り続け、一向に勉強がはかどらない息子に、「ゲームプログラマーになりたかったら、ブル語も要るからな」と脅しのような一言を浴びせる悪い親なのである。

もう少し小さい頃までは、しょっちゅう何でも私に一緒に遊んでほしがっていた息子も、今では一人で遊ぶ時間も増え、随分手がかからなくなってきた。彼の好きな遊びと言えばもちろんゲーム。プレイステーションや任天堂、コンピューターゲームetc。そしてレゴ。黙々と作っては、その作品達に名前をつける。親切に私に名前を教えてくれるのだが、それぞれの名前を覚えているかどうかの抜き打ちテストをされては、全く覚えられない母はいつも怒られるのである。
さて次に好きな遊びは「インヴェンション」。手っ取り早く言えば「妄想」である。「ぼく、インヴェンションするから」と言って部屋に入る。インヴェンション中は「ノックノック」をして入室の許可をもらわなければいけない。ノックは無用ではないのである。(古っ!)
インヴェンションが始まると、「ヴュ~~ッ、〇▽Xプシューッ、ズィズィ~◇〇X、リロリロリロ、ヅヅーッ」など様々なSF的効果音が聞こえてくる。我が子ながら、この ”一人音響効果” にはいつも感心させられ、妄想は想像力の源であると思うので大いに奨励している。
そして何といっても外せないのが、「戦いごっこ」である。

一昨日、久しぶりに私は「戦いごっこ」のキャストに組み込まれてしまった。戦いごっこをする時は、息子は主演・監督・シナリオライター・音響の全てを担当するのであるが、脇役が必要となる時は、私が駆り出される。息子が一人で二役をする時もあるが、一昨日はその気分ではなかったようだ。
戦いごっこは通常それなりの時間を有するので、なかなか覚悟が必要である。覚悟を決めて挑んだものの、監督の説明を聞きながら「晩ごはん何しようかな」とか考えていたものだから、さっそくダメだしが出た。今日の脇役は忍者モンスターであるのに、大事な ”忍者” という一点を聞き流していたのダ。そして忍者モンスターであるにも関わらず、大きな声で攻撃をしかけてしまった。致命的なミスである。間違いを認め戦いが再開し、しばらくの間は監督も主演もご満悦だった。が、またしてもダメ出しが。献立の続きを考えながら戦っていたもんで、自分がファイヤータイプのモンスターであるにも関わらず、今度は攻撃の要素に雷を入れてしまったのだった。またしても致命的なミステイクである。
早く戦いを終えたいために、攻撃をかわせずしめしめと「ううっ、やられた。。。ううう。。。」と呻きながら倒れ込んでみたところ、ヒーリングポーションとやらで命を回復されてしまった。
なかなか勝負がつかない戦いである。腹を決め、献立はとりあえず横に置いて真剣に戦ったところ、だんだんと主演が盛り上がってきた。「吠えろ、ざびまる!」等アニメ「ブリーチ」に出てくるセリフなんぞ言おうもんなら舞台の興奮は一気に高まり、こうなるともう脇役のことは眼中にない。しめしめと思いながら私は「いけー、キャッツモンスター!!がんばれー!!そこだ、いけ、いけー!!」と、まるで歌舞伎で屋号の掛け声をかけるが如く、戦いを見物しながら盛り上げるのに注力させて頂いた。
かくして戦いはフィナーレを迎え、母は何とか無事脇役の任を果たせたのだった。監督も主演も、みなハッピーエンドである。

体力も時間もかかるけど、脇役にでも使ってもらえる内が花と思って、これからも戦いごっこを必要とされるまで相手させてもらおうと思っている。



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