ネームデー(名前の日)

昨日5月6日はゲオルギョフデンと呼ばれる祝日だった!これは主にゲオルギという名前の人(あと、ガリャやガリンなどの名前の人も)の名前の日である。名前の日というのは、我々日本人にはあまり馴染みのないお祝いなのだが、ブルガリアでは誕生日同様大変おめでたい日とされている。キリスト教(ちなみにブルガリアは、ブルガリア正教会)の聖人にちなんで祝われるので、主にはキリスト教に由来する名前に限られるが、花や木の名前(日本風に言えば ”百合ちゃん” や ”すみれちゃん” ”桂ちゃん” といったところか)を持つ人たちは、Цветница(ツヴェトニツァ)と呼ばれる日がネームデーとなる。このツヴェトニツァは毎年イースターの1週間前の日曜日と決まっており、英語ではいわゆる Palm Sunday と呼ばれる日であるらしい。ブルガリア語で「花」は цветя (ツヴェテャ)というので、まあそういうことなのだ。
私はキリスト教でもないのだが、名前が木の名前であるため、幸運にもいっちょ前にネームデーが祝えると言える。

ネームデーの中でも、ゲオルギョフデンは勇敢であることを祝う意味合いがあり、ブルガリア軍の日ともされているため、通常ソフィアでは軍によるパレードが盛大に行われ、空には戦闘機が飛ぶのだが、今年はもちろん中止であった。

さて我が家にもゲオルギという名の親しい友人がおり、毎年この日はどこかのレストランに招待を受け一緒にお祝いをするのだが、もちろんこちらも今年はお預けとなった。
ところでブルガリアには面白い習慣があり、誕生日やネームデーなどでは、祝福を受ける本人が周りの友人や親戚に何かを振る舞うというのがある。親戚や近しい友人を自宅やレストランに招待して、盛大にお祝いをする人が多い。我らのゲオルギは友を招待し、盛大にお祝いをする人の内の一人である。

パーティとは言わずとも、誕生日やネームデーの当日は、会社や学校にたいていの場合チョコレートの詰め合わせやケーキ(その他お菓子屋キャンディーや、はたまたワインなども)など、何でもありなのだがとにかく自分が皆に何かを振る舞う。「今日誕生日なんです~、チョコレートどうぞ!」とか言いながら手際よく皆に振る舞って歩く。職場などにケーキを持っていく人であれば、これまた手際よくサササっと給湯室なんぞでケーキを切り分け、紙皿にのせてサササッと配り歩く。誕生日やネームデーに限らず、子供が生まれたとか、家を購入したとか、何か自分にとって素敵なことがあったら、こうやって喜びを分かち合うのである。

息子が通っていた幼稚園でも、毎月何回かは誰かのお誕生日で、キャンディーやお菓子が入ったかわいい小さな小分け袋をしょっちゅうもらって帰ってきていた。もちろん息子の誕生日の時も、30人分のお菓子詰め合わせ小分け作業やらその他諸々ガイジン母はキンチョーしまくりだったが、それも忘れられない良い思い出である。

話がそれたが、ネームデー。たくさん存在するネームデーであるが、ゲオルギョフデンと同様盛大にお祝いされる代表的なもう一つのネームデーは、12月6日のニコルデン。聖ニコライにちなんだネームデーである。この日はネームデーの人だけではなく、ブルガリア中の人たちが魚を食べる。そのいわれは確か、聖ニコライがかつて船乗りを助けたからとか何とか。。。魚であれば何でも良いが、特にシャランと呼ばれる鯉が良く食される。ニコルデンのシャラン料理はお義母さんが毎年オーブン焼きにしてご馳走してくれる。とっても美味しいのダ。

次にやってくるネームデーは、5月11日。聖キリル、メトディ兄弟にちなんだネームデーである!(もうすぐじゃん!)


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