春が来れば思い出す。。。

あ、あれは確か ♪夏が来れば思い出す。。。♪ であった。夏の思い出否、春の思い出と言えば、そう、ハトさんの思い出である。
最近またベランダで「クックークックー」をよく耳にするようになってきた。あったかくなってきたと喜んでいたところに、要注意である!私はこの「クックー」を聞くや否や、怖い形相でクックーのする方向(リビングのベランダか、子供部屋のエアコンの室外機)へ走ってゆく。
窓をガッと開け、クックーと鳴きながらダンスをする鳩を驚かせる。ここで、「まあ、そんな可哀そうなことを!」と私を責めないでくださいな。鳩が巣をすると、その後がなかなか大変なのであります。

そう、あれは3年前の3月。冬の間、外は時には-20度になる極寒。ベランダにはエアコンの室外機が2台あり、冬の間はノンストップでエアコンがかかっている。(うちのブロックにはセントラルヒーティングがないので、エアコンを使用。11月ぐらいから気温が本格的に下がり始めると、エアコンを一定の温度に保ち、オンにしたまま3月ぐらいまで過ごします。その方がエアコンに負荷がかからず、しかも電気代もかさばりません。)
ただでさえ極寒なのに、それに加えてエアコン室外機から流れ出るおっそろしく冷たい空気に触れたくないので、ベランダは余程の用事がないと開けない。この状況にしめしめと思ったのであろう、1羽のママ鳩がプランターの上に卵を産んだのだった。

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   初めてママ鳩と目が合った2017年3月26日

                  初めてヒナ達を見た3月28日→

卵が出来てしまったら仕方がない。そう腹を決めて、ヒナ達が無事に巣立つまで見守ることになったのダ。

それからというもの、鳩について色々とネットで調べるようになり、鳩というのは何とも賢い鳥であることが分かってきた。卵は必ず2個産むこと。親鳥は交代で卵を温めること。ヒナがかえったら、これまた親鳥が交代で餌を与えること。鳩はつがいになったら一生添い遂げること等々。
元々オタク体質の私は、それからというものの彼らの成長の観察が楽しみになった。毎日午後4時頃になると、パパ鳩がやってきて、どうやらママ鳩と交代しているようであり、その時刻がほぼ毎日決まってその時刻なので、たいそう感心したものだった。

さてヒナは順調に育っていき、そのうちベランダ中をてってと歩くようになった。あまり手を加えないように気を付けながらも、栄養のある餌をママ鳩とヒナ達に与えていった。ヒナ達も私たちがベランダに出ても怖がらなくなった。

ヒナが大きくなるにつれ、心配事が2つ出てきた。
1つは、私たちが住んでいるのは9階で、もしも誤ってヒナが落ちたらどうしようということ。
もう1つは、親鳥ではない鳩のカップルがやってきて(しかもそれは1組だけではなく、2~3組もいた!)、食事・ベッド付きのこの住まいを乗っ取ろうという行動を取り始めたことだった。そしてヤツらはいたいけなこの2羽のヒナを、親鳥がいない時を狙っていじめにやってくる様になったのである!なんという卑劣極まりないヤツらなのか!!もう、おばちゃんはそれを思い出しただけでも鼻息が荒くなってくる。
卑劣なこいつらにクチバシでつつかれて追い立てられて、下に落ちてしまったら大変だ。(ということは、心配事は結局「ヒナが9階から落ちてしまったらどうしよう」という1つのことだったんだ。今気が付いた。。。)

とにかく、そうなってからというもの一家総動員、クロちゃん白ちゃん(と名付けられた2羽のヒナ。名の由来は黒っぽいのと白っぽいのだったからで、相変わらず単純な思考回路なのだが)を守る使命感に燃え、連日卑劣なヤツらとの戦いが始まった。
代表的かつ効果的だった戦術は、水鉄砲攻撃である。戦術はシンプルなもので、息子の海用ビック水鉄砲と水をはったバケツを用意し、ベランダのドアの前にどっかと座る。すぐ横に鉄砲とバケツを置く。ヤツらが来たら片足で網戸を開ける。網戸は開いたままにならないので、この片足は始終網戸のストッパーとなるが仕方がない。そして怒りを込めて水を込め、ヒナ達に水がかからないようにヤツら目がけて水を放つ!

鳩というのは、賢い反面、厚かましい鳩は本当に厚かましい。
ヤツらのうちの1組はそんなド厚かましいカップルであり、たいそう手こずったものだ。時にママ鳩 vs ド厚かましいカップルの激しい戦闘もあった。我々はママ鳩を援護射撃である。
そんなこんなで、この頃は家庭での会話の中心的トピックスが鳩だった。
そして2羽は徐々にママ鳩と飛ぶ練習をする様になり、まずはクロちゃんが飛ぶようになった。白ちゃんは怖がりの様で、なかなか飛べなかった。こうして少しずつ少しずつ2羽は遠出をするようになって、とうとうある日ベランダに帰ってこなくなった。
色々気をもんで大変だったし、その後のベランダ大掃除も本当に大変だったけど、クロちゃんと白ちゃんとの素晴らしい思い出が出来た。

そして去年の5月下旬のある日のこと。
子供部屋の室外機周辺から聞こえるピヨピヨ音。「も、もしや!!」予想的中「NOT AGAAAAAIN!!!」
産まれたからには腹を決め、このヒナ達の成長も見届けさせてもらった。
家をお探しのその他のハトさん、うちから巣立つヒナはこの2組で終わりということで、ご了承願います。

飛べるようになったクロちゃん(左)と白ちゃん(右)。
これから少しして彼らは巣立ちました。

エアコン室外機の小さな受け皿で育った2羽。
つぶらな瞳で見つめるのです。

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