はや10年!結婚式を思い出す

2009年に結婚して早くも10年が経った!10年経つと色あせてくる情景もあり、ここで一つ当時の模様と心境をかえりみてみたい。というわけで、以下10年前のブログ ↓

ブルガリアでの結婚式で感じたことはというと、まずオリジナリティー豊富ということである。勿論これは式典ではなく、パーティに関してのオリジナリティーのことであるので悪しからず。
日本での結婚式の段取りは分からないので何とも言えないが、とにかく全てが手作りで自分達の思う通りに仕上げるという感想が大きかった。大変なこともあったが、全て思う通りの結婚式に出来て、良かったなあと実感する。

いずこの地であれ、花嫁にとってはドレスというのは大事であるもので、こちらブルガリアの花嫁達も、自分の気に入ったドレスを購入するまでは大変な苦労があるらしい。(ココでは通常ウェディングドレスは購入)
1ヶ月、2ヶ月、ともすると3ヶ月くらいかけてお気に入りのドレスを探し求めることもあるというから驚きである。
私の場合、冗談ではなく、半日で購入してしまった。しかも3軒目のドレス屋であった。すごく気に入り、おまけに安価であった。(なんというセコさ!)

また当日のメイクにヘアスタイルも大事である。
恐らく日本では、式場関係のプロの方たちが全部面倒を見てくれるのだろうけれど、ここでは自分達で全部手配しなければならない。
というわけで、一度プロのメイクアップアーティストの方にトライアルをお願いした。わざわざ家に来て下さることになり、ドキドキしながらその日を迎えた。さてどんな仕上がりになるか、どんな魅惑の変身が出来るのか、わくわくしながら敢えて、メイクの途中は鏡を見ずに大人しく、慎ましく仕上がりを待ったのだった!私の中での花嫁のメイクのイメージと言えば、やはりふんわりとしたローズっぽい優しい仕上がりである!花嫁メイクといえば、優しいローズのナチュラルメイクではなかろうか!!
さて、緊張しながら合図を待って、私はいよいよ目を開けた。目を開けたその時!!その時私の心は張り裂けた!!あああ、あああ、きっとこの人にとって私は初めての東洋人だったのであろう、あああ、あああ、この人にとって私は初めての東洋人だったのだろう!!!わなわなと震える手で持つ鏡に映ったその顔は!まるで、まるで、まるでパンダのそれだったのである!!!
この時の衝撃を言葉にすることなど私には出来ない。何故なのか、何故このようなことになったのだろうか。きっと彼女は東洋人の骨格と西洋人の骨格を全く理解せずにメイクしてしまったに違いない。それに彼女は東洋人のまつ毛が悲しくも短いことをもっと理解するべきだった。何故なら彼女はマスカラをつける前にビューラーも使わず、ええ、ええ、長くてクルリンとした西洋人のまつ毛にはビューラーなんかは必要ないかもしれませんよ、でもこの私のささやかな慎ましいまつ毛には、カールが必要だったんですよ。ああ、こんな花嫁絶対イヤだ。でもこの人を前にして、こんなのイヤですとは、気の小さい私には到底言えなかった。「きっとその内見慣れてくる。その内目が慣れてくるに違いない。」と必死に私は自分で自分を励ました。しかし、何度見ても、パンダはパンダのままだった。その内涙がこみ上げてきて、涙はマスカラを溶かし、いっそうパンダ化は進んでしまった。もう私は全く元気を失ってしまった。
結局、この方はきっぱりお断りし、代わりにグラフィックデザイナーをしているダンナの妹が当日私のメイクをしてくれることになった。結果的に私はパンダにならずに済んだのみならず、彼女のメイクがたいそう気に入り、感謝の気持ちに耐えない。

たったメイク如きのことでこれ程に書きなぐりたいことがあったとは、やはり私の心はかなりパンダにやられてしまっていたのかもしれない。

さて、ドレスもメイクもヘアスタイルも決まった。しかしその他にもやるべきことは山ほどあった。
レストランの手配、レストランのデコレーション、メニュー、ゲストへのギフト、招待状、車のデコレーション、式場への手続き、各テーブルのデコレーション、音楽の選曲、DJとの打ち合わせetc etc。
中でも一番時間をかけたのは、もしかするとウェディングケーキだったかもしれない。こちらの人たちが、どれほどケーキのチョイスにこだわるのだろうかと、私は驚いてしまった。
私たちも、ソフィアのケーキ屋さんを色々周り、試食してはデザイン選びに時間をかけた。
とても美味しいケーキ屋さんを見つけ、そして最終的にデザインは招待状と同じデザインにすることにした。私たちはたいそう気に入り、マジパンで作られたゴンドラに乗った新郎新婦の人形は、今でも冷凍庫に保存している。(怖っ) (→さすがにこれは数年後におさらばさせて頂いた。)

ブルガリアの結婚式では幾つかの面白い儀式がある。
まず最初に、水の入ったバケツに白と赤の花を浮かべ、そのバケツを新婦が蹴飛ばすというのがある。
蹴飛ばして飛び出た花の色によって、最初の子供が男の子か女の子かが分かるというのだ。
ちなみに私は赤白両方の花が飛び出てしまったので、満場一致で双子となった。
(→双子ではないが、後に生まれた息子はふたご座生まれ!)

次に、新婦が新郎の母親すなわち姑にハチミツをつけたパンをほおばらせるという儀式である。
この時に、大きなパン切れをほおばらせればほおばらせる程、姑はモグモグとして何も言えない。これはその後の結婚生活、家族生活において姑があまりとやかく嫁に言わないようにするための儀式とか。
うちの姑はとても優しい人なので、そんなことをする必要はないのだが、そうした方が場が盛り上がるかな、ガイコク人だから複雑なコトワカリマセンで済まされるかな、と私は比較的大きめのパンを差し上げた。(冗談ではなく、本当に姑は優しい方です。)

この他にも勿論ブーケ投げやらケーキカットやらの儀式はあるが、ダンナの強い希望で日本の三々九度もすることになった。私はどっちでも良かったが、結局やってみることになり、オークションで酒器も購入した。
始めは2人とも洋装のまま三々九度をするつもりだったが、段々と私はニッポンジンとしてこれで良いのか、ニッポンジンとして和装はしなくて良いのか、と疑問に思うようになってきた。そして決め手が、三々九度の手伝いをしてくれることになった妹のリンダが自分は浴衣を是非着たいと言ったことだった。
そうなればコレ、何が何でもニッポンジンとしての誇りにかけて、大変だろうが何だろうが、着物ぐらい着なくちゃならない。という訳で、急遽、手伝いをしてくれるリンダとはるちゃん、そしてダンナと私の計4人は和装をすることになったのだった。
振袖はしかし、自分で着たためしなど一度もない。某着物学院に3ヶ月で1万円コースに通ったくらいでは、とうてい振袖など着れる訳がない。手伝ってくれる人もおらず、とにかく自力で何とかせねばならず、夜な夜なネットで調べた。当日は私は他の人の手伝いなど出来る訳がないから、後のお三人方には自分達で着てもらわねばならない。数回の練習の末、見事3人は上手に着られるようになった。
問題は私で、着物自体は何とかなれど、帯がどうしても出来ない。ようやくのこと、どうにかこうにか「なんちゃってふくら雀」が形になったのは、結婚式の2日前だった。
さて当日、三々九度のため衣装を替えに行った私たち4人は、別室で汗だくになりながら必死で衣装を着替え、その様子はさながら舞台裏で衣装を着替える旅芸人か、はたまた脱出マジックのマジシャンのようだった。

さてここで、私の両親はいずこに?と疑問に思われる方もおられるやもしれません。
ある日、飛行機がダイキライな私の母はこう言いました。
「なんぼ娘の一生一大事の晴れの日やゆうても、私、あんな飛行機に10何時間も乗られへんわ。。。それ考えたら、ドキドキして夜も寝られへんねん!ああ、やっぱり無理やわ!想像しただけで死にそうになるねん!!あかんわ、無理やわ、死にそうやわああ(悲鳴)!!」
死なれては困るので、止めてもらうことに致しました。

準備は色々大変だったけれど、7月18日の当日は、笑いっぱなし、踊りっぱなしのとても楽しい1日となった。大好きなブルガリアのホロも沢山踊った。ホロのみならず、色んなダンスもした。ダンスをするとお腹が空くので、しっかりご馳走も平らげた。そういえば、式の前日、私は両親から祝いのメッセージメールを受け取った。愛する娘へ愛のメッセージである!私は感動した。感涙に咽びながらメッセージを読んだ。そして結びの一言にこうあった。
「暴食は止めるように。」

今まで本当に多くの人たちに助けてもらい、協力を頂いた。日本からも様々エールを頂き、見守って頂いた。これから色んな事が待ち構えているかもしれないけれど、これまでの感謝の思いを胸に、これからは2人で乗り越えて行きたい、と思う。


とまあ、結婚当初に綴ったブログである。初々しいではないか!
この10年の間に、確かに色んな事が待ち構えていた。環境も変わった。家族も2人から3人にもなった。依然変わっていないのは、私のブル語力か?!
6月に知人の結婚式の招待を受けている。コロナが収まり、無事に晴れて結婚式が滞りなく行われますように!

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