今世間ではStay Home運動が奨励されているが(奨励というか、もうStay Homeしかないのだが)、アウトドア派の知人などは非常に苦しい日々を過ごしているともらしている。ダンナの同僚など、日ごろの運動不足を解消するべく、とうとう先日誰もいないオフィスへ花の水をやりに行ったそうである。ビルの19階にあるオフィスまで、エレベーターを使わずに歩いて上がって行ったというから感心してしまった。
元来オタク体質の私は少々外に行けなくても結構大丈夫で、オタクなダンナと息子はこれまた外に行けなくても結構へっちゃらである。
ダンナは在宅ワークで、息子は毎日担任の先生からどっさり送られてくる課題をうーうー唸りながらこなす毎日である。1年生だからまだオンライン授業はないものの、非常事態宣言が出てからというものブルガリアでは瞬く間にオンライン授業が普及した。学校によっては、1年生からでもオンライン授業をしている学校もあるし、友人家族の子供ちゃんは2年生なのに朝から夕方までびっちりオンライン授業を受けているというから焦るではないか!なんと幼稚園でもズームでオンライン授業をしているところが沢山あるというから、おったまげてしまった。
1年生の課題とは言え、ブルガリア語など私に教えられるはずはなく、怖い怖いパパ先生の授業となる。私はと言うと、息子がパパ先生の授業を受けている間、その横でこの年で、自分の宿題やら復習をしては、1年生が覚えなければならない詩を一緒に覚えたりしている。その詩が「Аз съм българче(Аз съм = 私は / българче = ブルガリア人の子供)」だったりするのだが、中年の日本人おばはんがこれを朗読する風景は、さぞ滑稽であろうなあ。。。
こうして昼間はあっという間に過ぎ、夜は家族でアニメを見る。最近「ブリーチ」を見始めて、こんなに面白いアニメをどうして私は今初めて見ているのだろうと悔しくもある。(オタクのダンナはずっと前に全部見ていて今回2回目)そして”YOU” という単語が「てめぇ」だったり「貴様」だったり「きみ」だったり「貴公」だったりする日本語を聞いて、改めて日本語は難しいもんだなあと思うのである。